絵という苦手を克服したい

こんばんは。鳥類担当こりんです。

鳥類担当とはいっても、魚類耳石図鑑では図版を担当していたりします。

図鑑のためにさんざん魚の絵を描いてきた私ですが……実は、絵を描くことが苦手です。


昔は好きだったんです。友人と絵日記を交換していた時期もありました。

ただ、どれだけ練習しても上手くならなくて、しまいには、耳石図鑑を初めて世に出したイベントで、お客さんのひとりにこう言われてしまったんです。

「この絵、ゴミじゃん。」

豆腐メンタルの心を折るには十分すぎる一言でした。


2年くらい絵を描くのをやめました。ただ、それでもやってくるのが耳石図鑑3巻の執筆作業でした。必要があるから描かなきゃいけない。

次からは、データとして取り扱いしやすいデジタル環境で描こう、と決めて、デジタル環境を導入。

いろんなサイトで技法を参考にしながら、絵を描き始めました。

ヒメアカグツ

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、この時の私は、自分で撮った写真をトレースして作画することしかできませんでした。ゴミ、と言われるのが怖くなってしまったからです。


たくさんの絵を描きました。

でも、トレース、トレースばかりで、自分の画力が上がっているとは言い難い状況でした。


やっと最近、ようやく、自分で一から絵を描く練習をしたいと思いました。思えるようになりました。

ササゴイ

初めはまずトレースから。ただ今までと違って、色をはじめにブロッキングしてバケツで塗り、あとから必要な情報を描き足す方式にしました。


カケス

次に、自分の手で下絵を描き(!)バケツで塗った部分を選択して、筆でニュアンスをつけるようにしました。下絵を自分で描けるようになりました!うれしい!

……ようやく、絵を描く楽しさがすこしわかったような気がします。

まだまだ「ゴミ」を思い出して、描く前にからだが強張るような感覚が抜けませんが、これからたくさん絵を描いていきたいと思いますので、見守っていただけると嬉しいです。

最後に、最近描いた魚の絵と鳥の絵を。


マダラ(だいぶ上手になりました)

ヒメウタイムシクイ(だいぶ上手になりました)


これからは、絵を楽しく描けますように。よろしくお願いいたします。

鱗音 -scaletone-

標本作成ユニット「鱗音 -scaletone-」公式サイトです。 主に昆虫の定格標本、動態標本、魚類・両生類・爬虫類を中心とした透明化骨格標本、鳥類を中心とした剥製標本、各部位の標本、羽の額装標本などを扱っています。

0コメント

  • 1000 / 1000